僕の魂は再び優しく包み込まれる
もはや、巡り合うことは無いと思っていた。
あれから8年。
当初は気にかけていたが、昨今はその存在を忘れかけていた。
いや、完全に忘れ去っていたと言って良い。
でも、彼等は再び僕等の前に姿を現した。
メンバーの死という逆境を乗り越え、こんなにも素晴らしい新譜を携えて。
溢れ出そうな涙を堪えながらその新譜「THE SILVER LINING」を聴いている。
そう。
SOUL ASYLUMが、1998年の「CANDY FROM A STRANGER」以来8年振りの新譜をリリースしたのだ。しかも、最高傑作と言って良い程の充実振りで。
おいらにアメリカンロックの素晴らしさを教えてくれたのがSOUL ASYLUMだった。
元々アグレッシヴなハードコアバンドとして80年代初頭にバンドをスタートさせた彼らだが、90年にリリースした5thアルバム「AND THE HORSE THEY RODE IN ON」でアメリカンロック的なアプローチを見せ始める。そして、その方向性を更に推し進めた作品が大ヒット曲「RUNAWAY TRAIN」を収録した「GRAVE DANCERS UNION」(1993年)だった。
そして、1995年リリースの「LET YOUR DIM LIGHT SHINE」に収録されていた「MISERY」で、おいらは彼等を知る事になる。
当時は奇しくもオルタナブームであり、その括りに入れられていた彼等の「MISERY」は前作での大ヒットもあって、結構あちこちで聴くことが出来た。
当時のおいらはと言えば、アンチオルタナでキモい狭量なメタルヲタであったのだが、この「MISERY」と、同年にリリースされたGOO GOO DOLLSのシングル「NAME」には完全に魅了されてしまい、どっちもギターを耳コピするという熱の入れようだった。ああ、GOO GOO DOLLSは学祭でもやったよ。Ba兼Voだったけど。
それ以来、どういう訳かGOO GOO DOLLSへの興味は薄れてしまったのだが、SOUL ASYLUMへの興味は増すばかりで、当然過去の作品も聴き漁ったし、1998年の「CANDY FROM A STRANGER」も結構な愛聴盤となっていた。
しかし、このアルバムを最後に彼らは音信を絶ってしまう。
おいらは疼くアメリカンロックへの憧憬を満たすように、COLLECTIVE SOUL、COUNTING CROWS、HOOTIE&THE BLOWFISH、TRAIN、DISHWALLA、THE WALLFLOWERS、LIFEHOUSE、SISTER HAZEL、NINEDAYS、RYAN ADAMS、WIDESPREAD PANIC、NORTH MISSISSIPPI ALLSTARSと手当たり次第に聴きまくった。でも、一番聴きたいのはSOUL ASYLUMの新譜だった。ずっとずっと、彼らの新譜を待ち望んでいた。
そして、彼等は復活した。
8年の歳月を経てリリースされた彼らの新譜はあまりにも素晴らしかった。思わず潤む涙腺。
つーか、おいらさっきから素晴らしいとしか書いてないな。語彙の貧弱さが露呈されまくりだ。恥ずかしいがそれしか言葉が浮かばない。だって、本当に本当に素晴らし過ぎるんだもの。
しかし、中期以降、寡作な彼らだったが8年振りって、BOSTONかよ!と突っ込みを入れたくもなる。今度はもう8年も待たせないで欲しいよ(´д`)来日なんて夢のまた夢なんだろうけどさ。
「CANDY FROM A STRANGER」の発表直前に行われた1997年のライブ盤も売っていたのでついでに買ったんだが、やっぱ「MISERY」には泣いてしまうな。もう、イントロだけで体が震える。嗚呼、何て良いバンドなんだろう。やっぱおいらにとっては特別なバンドだよ、SOUL ASYLUMは。
今日は本当に幸せだ。
最高の新譜と最高のライブが同時に聴けるんだから。
しばらくはSOUL ASYLUM漬けの日々になりそうだ。
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